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2007年9月17日 (月)

不眠について

  現代日本では、3~5人に1人は睡眠に不満を持っていると

いわれてます。今までに出会ったクライアントの3人に1人は睡眠で

悩まされていました。

 私自身も過去不眠になったことがありまして、みなさんと私の経験を

踏まえながら、心理的なストレスによる不眠について

お話したいとおもいます。
 

 心理的ストレスによる不眠は、原因がはっきりとしたストレスによる

不眠と、漠然とした悩みによる不眠があります。

 前者はその悩みが解決すればすむのですが、

後者は漠然とした人生哲学に近い分だけ、長引くことがあります。
 

 そして、最初の眠れなくなった理由を隅っこに追いやり、

眠れないことが最大の悩みとするようになりがちです。

 これを「眠れないと悩む病」と言います。
 
 

 私が不眠になったとき、知り合いから誘眠剤をもらって

試しに飲んでみたんですが、これがよく効くんです。
 

 しかし、このまま薬で治したら漠然とした悩みを探ることはできない、

自分の心と身体を通して、整体を理解していくことのまたとない

チャンスを逃したくなかったので、薬は飲まずに自力整体や精神分析、

自分の人生哲学を作っていこうと決心したら、

眠れないことでは悩まなくなってたんです。
 

 気の持ちようで同じ症状でも随分違うことが実感できただけでも、

かなりのプラスになりました。 

 90分ごとに、眠りの周期(レム、ノンレム睡眠)は来ます。

私は眠って3時間か、4時間半で起きることが多かったんですけど、

それを理解するだけで心って落ち着くところがありますから、

この機会にと目が覚めたときは寝床で哲学書など心に関する本を

読むことにしました。 そしたらいつの間にかまた寝ているんです。 
 

眠らなければいけないと思う心が、興奮を作っていたんですね。

 

 寝付きが悪い時は、自律神経訓練法が効果がありました。

 これは仰向けになって「手足が重たーい」  「手足が温かーい」と

自己暗示をかけていく方法です。

興奮する交感神経が高まって眠れなくなっているので、

自律神経のバランスを整えることは不眠に限らず大事です。

 それとイメージ法。 草原にいるイメージや、

水のしずくが脳幹に落ちるイメージをするんですけど、

心が落ち着き、次第にゆったりしてきました。
 

 私は独学なので詳しく説明できませんけど、薬を飲みたくない方は

お試し下さい。本などももたくさんでております。 

 

 みなさんのお話を聞くと、6~7時間は眠らなければいけない

という観念に縛られている方が多いんですね。
 

 人は先天的知能があって、睡眠の量が足りなければ睡眠の質で

補えるようになっていくんです。短時間でも深い睡眠がとれるように、

脳が変化していくんです。

 それよりも睡眠時間にこだわり、イライラすることによって

疲れることが問題なんです。
 
 

 人間にはリズムがありまして、昼にも眠気がくるんですけど、

この時10分でも眠ると夜の睡眠の数倍の疲れが取れます。
 

 逆に昼に一時間も眠ると夜は眠れなくなります。

昼間眠る時間がたくさんある方は注意してください。

 

 私の不眠は2~3ヶ月続いたんですけど、その時に気付いたんです。

この不眠は自分の生き方や考え方を見直さなければいけないという

メッセージなんだと。
 

 考えや習慣を見直し軌道修正していく時間が2~3ヶ月必要

だったんです。そして自分の身体を通して整体実験ができたことが、

心と身体を知る上でとても役立ちました。

 今思うと、不眠は心身統合整体師の過程で必然だったのでは

ないだろうかとおもいます。
   

 私がここで話しているのは、「発想の転換」が大事と

言うことなんです。  不眠に限らず、病気は必然で自己成長の役に

たったとおもったほうが、つらいだけの気持ちにならなくてすみます。

 すべてを「前向きに」と考えるんじゃなくて、勉強し理解し納得

することで、自分の力で何とかなることと、なんともならない宿命が

あることを知ると、心と身体は自然に落ち着いてきます。

 

  思い切った発想の転換なんですけど、世界中で不眠が流行して

いるということは、昼から夜の世界に転換しているとも考えられます。

 それは物質世界がいきづまり、精神世界へとシフトチェンジ

しなさい、今後の人類の行く末を寝ずに考えなさいと言った、

地球からのメッセージなのではないかと考えることもできるんです。 
 

 そう考えると、不眠は文化だと言えなくもない。

不眠症の人は文化の先駆け。  おもしろい発想でしょ!

 

 今の私は、布団に入ったら朝までぐっすりなんですけど、

また不眠になったとしても、それはそれで考える時期が来たと

おもうつもりです。

      

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