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2007年9月 5日 (水)

硬直について

  硬直とは死に近づいていることだとおもいます。

身体が硬直するということは、それだけ心がストレスにさらされているという危険な状態だということです。
 

身体が硬くなるのは、ストレスから身を守る防衛反応。

敵が来たとき、いつでも戦うか逃げ出すことができるように筋肉を緊張させて準備しているのです。

猫が追いつめられたとき、興奮して毛を逆立てるのと同じように、人間も筋肉を緊張させて産毛が逆立ちます。

そのようなストレス状態が長く続くと、硬くなった筋肉は筋繊維にダメージを与え微細な傷を作ります。

それがどんどん増えていくと、本格的な筋肉の強張りや凝りを作ります。

人間は想像する動物です。

自分の頭の中だけで不安を増幅させて、本来のストレス以上のストレスを自分自身に与えることもあります。

予期不安や過去の体験のトラウマによって現実以上のストレスを自分に与えることもあるのです。

人間関係によるストレスなど、相手から距離を取っていても思い出しては心と身体を硬く緊張させます。

そのストレス状態がつづくと息を詰めるので身体への酸素供給量は減少し、頭も身体もいつも以上に疲れます。

ストレス自体は強烈なものでなくても、台風のようにさっと過ぎ去ってはくれず、いつまでも梅雨のようなストレスが続きます。

やがて神経はすり減りへり、心身共疲弊していくのです。    
 

硬直が続くと、喜びや悲しみ、楽しいといった感情を奪います。

ストレスに対処するために自分が傷つかないように感情を殺すのです

感情の死が、生きる本能や人生からの喜びを奪い、肉体の死とつながる。それを防ぐ手だては、身体の弛緩の状態を緊張と同じように作ることです。

弛緩と緊張のメリハリができてくると、ヤジロベェのように自律神経のバランスがとれてきます。

硬直の人は、そのメリハリが難しい。

ストレス状態が去った後も興奮がなかなか冷めない。

寝ているときも緊張しているので、朝起きると疲れていることもあります。

硬直は自律神経のバランスの崩れであり、自律神経の崩れが、さまざまな病気へとつながり、やがて死を迎える。

硬直とは、自律神経の乱れのサインでもあるのです。

まずは自分の硬直に気づくことが大切。

無駄な力が入っていませんか?

その緊張に気が付かないと、いくらマッサージや治療を受けてもすぐ硬くなり、効果は期待できません。

それより肩の力を抜いて、ホッと一息つきましょう。

肩に力を入れて頑張ってきたのですから。

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