« 2月2,3日東京出張整体 | トップページ | 怒りの苦しさから解放 »

2008年1月11日 (金)

心理的緊張から慢性痛

 3ヶ月以上痛い、痛みが体のあちこちに移動する。

(ある時は肩凝り、ある時は頭痛、腰痛、膝痛など)
 

筋骨格系以外の疾患がある。

( 心の病、自律神経失調、内臓疾患、アトピー、ぜんそくなど)

  これらに当てはまるようでしたら、

心理的な緊張から慢性痛になったとも考えられます。

  抑圧された怒りや悲しみ、不安が解消されずにいると、

無意識に自分を守ろうと、体に力が入ります。    
 

不必要な緊張が解消されずにいると、動作がかたくなり、

姿勢も変化し、やがて習慣化され、

そして慢性的な痛みや凝りとなります。
 

 性格や気質によっても凝りやすくなります。

頑張り屋さん(完全主義)、 

人の目がよく気になる(対人過敏)、

自分はダメな人間だ(自己否定)、

嫌なことが頭の中で堂々巡りする(強迫観念)、

甘えたい(依存心)、これらが強いと、

心理的緊張を生みやすいので交感神経が優位になり、

体は無意識にかたくなるのです。(血行不良)

それが続くから凝り痛みが現れるのです。 

 心の痛みを味わうより、体の痛みの方がまだましなので、

生き抜くために体が身代わりとなってくれているのです。

 私自身、慢性的な腰痛になっていました。

何年も日記をつけ、客観的に、心理的緊張が凝りや痛みとして

体に症状がでているのがわかり、そのことを認めることができたとき、

すべての症状が軽くなってきました。

(まったくなくなったわけではありません)

 もちろん、痛みがあるゆえに

不快な心理的状態を持ちやすいのですが、

多くのクライエントの方のお話を聞いていると、

抑圧された怒りや不安な感情を持っていることがわかりました。
 
 

 慢性的な腰痛は心理的緊張が考えられるというお話をすると、

反応がふたつに分かれます。

 あっさりと納得される方と、ぜったい否定される方です。

前者はなにか腑に落ちたのでしょうか、

話を聞くだけで症状も軽くなる方が多く、

後者は、それを完全に否定し、医療ショッピング(治療院めぐり)

する人が比較的多いようにおもえます。
 

 今思うと、抑圧された心理的緊張を、心の防御反応として、

体が痛みを請け負っているなんて、

いきなり言われると否定もしたくなります。

 気づきたくないから体が身代わりになっているのに、

それをいきなり指摘するんだから、私も思いやりのない人間です。
 

 (今は、言わなかったり、言い方を変えています)

 もちろん、痛みの原因は心理的緊張だけではありません。

ただ、解消されない緊張により、力の入り具合が習慣化され、

動作がぎこちなくなり、姿勢が変化し、凝りが慢性化するってことは、

あたりまえにありうることです。

 むしろ、それをムキになって否定するというほうが、

余裕のない心の状態を表しているのではないでしょうか。
 

 

 私は、人間みながもっている弱さや不安を、

自分にも当てはめることができたとき、

視野が開けた感じがしたんです。

これが眺めが良く、居心地がいいんです。

 別に弱くったっていいじゃない。

他人には関係ないことでしょといった開き直りが、

真の自分の人生を歩むきっかけとなりました。
 

 先日TVで、イチロー選手が、

「プレッシャーや重圧で、吐き気がしたり動悸がすることもあり、

自分は人よりプレッシャーに弱いと認められるようになったとき、

成長する可能性がまたひろがった」みたいなことを仰ってました。

 イチロー選手と私とではレベルはぜんぜんちがいますが、

その感覚が私も痛いほどわかったので、嬉しかったです。
 

 現実にずっと痛みがあり、

体だけの治療や時間が解決してくれないのですから、

心(人生)を見直すことをあたりまえだと思い、

取り組んでみたらいかがでしょうか。

 いや、痛みがあろうがなかろうが、

取り組むべき最重要課題だとおもいます。
 

 またその経験が他人の痛みを知り、

人間的魅力になるとおもいます。

|

« 2月2,3日東京出張整体 | トップページ | 怒りの苦しさから解放 »

心と体」カテゴリの記事