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2008年1月16日 (水)

怒りの苦しさから解放

バカにされて許せない、一生会いたくない、

何度となくそんな気持ちになったことがあります。 

怒りとは、己を守るための防衛手段と、

傷ついたプライドの葛藤が本質です。

そしてそのもっと奥には不安があるのだとおもいます。

コンプレックスを刺激される不安、

大切なものを奪われることへの不安、死の不安など、

怒りの根元には強大な不安が隠れているのです。 
 

私は、喜怒哀楽の中の一つである怒りの感情が,

特別悪いとは思っていません。

むしろある時期はその怒りによって、

身長も精神もグンと成長しますので、

怒るべく時に怒れない方が問題だとおもいます。

しかし、感情のまま怒ってプラスになるのは思春期ぐらいまででしょう。

実社会ではマイナスになるほうが多いから、怒りたくても我慢をする。

だからみんな苦しんでいるのです。
 

  私自身、10代から20代まで、怒りや負けん気を,

自己の目的達成のためのエネルギーとしていましたので、

プラスとマイナスの両方を充分味わいました。
 

30代になり、その怒りのエネルギーが空回りし、

その矛先が自分に向かうようになり、随分苦しみました。
 

今思うと、これは自分の弱さやコンプレックスを知ることによって

ステップアップするための与えられた試練でした。
 

多くの人は、

わけのわからぬ不安や怒りが自分の心に向くと苦しいから、

他者や世間に八つ当たりしたり、

自分の体を身代わりとしたりするのですが、

心の病になるまで自分にエネルギーが向く人は、少し不器用ですけど、

正直で純粋さがあるのではないかと思います。
 
 

  怒りで恐ろしいのは、その怒りが恨みへと変化することです。

恨みは根が深く、

人間たる精神をむしばみ、肉体を傷つけ、魂も傷つけます。

そして自分や他者の命すら奪いかねません。

  恨みを持つと一度しかない人生が台無しになります。

だから多くの宗教では、自他の「許し」を説いているのです。
 

怒りが恨みに変化しないようにするためには、まず自分を許して癒す。

そして自分にとって大事なことを見失わないこと。

そうすれば、徐々に他人を許すことができるようになるかもしれません。 

それもだめなら、あきらめて、恨みながら生きるのも人生です。

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