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2009年1月 5日 (月)

2009 酒と読書の新コラム

  年末年始にかけて、久しぶりに気合いを入れて読書に取り組んだ。

 始めに読んだのは、「偽りのダモイ」。

戦後捕虜として、極限のシベリア抑留三年の生活を書いたものです。

 二冊目に読んだ本は、「7%の運命」。

東部ニューギニア戦線・密林からの生還、

生存率7% の過酷な戦場から帰還した渾身の著書です。

 この二冊を読む合間に、

録画していた”シリーズ激動の昭和”「あの戦争は何だったのか」を見て、

死者310万人をだしたアメリカとの戦争はなんだったのかと?

深く考えさせられた。
   
 戦記ものを立て続けに読み終え、

次に読んだのは、村上春樹の「約束された場所で」。

これはオウム真理教による地下鉄サリン事件について、

村上氏によるオウム信者へのインタビューをまとめた本。

 その本のなかで印象に残った言葉は、

「エゴをなくすために自己もなくし、

他者=グルに預けてしまうという行為は危険・・・」
 
 

 正月に、重い問題を抱えたテーマの本を読みつつ、

その合間に、整体の勉強をせねばといった、神経症的な脅迫観念から、

「めまいをなおす本」と

「自律神経失調症の正体となおし方」といった本を読破する。

 めまいには、大まかに耳の障害と脳血管障害のめまいがあり、

首の歪みによる血管の圧迫も脳の血流に関係しているのであります。

 自律神経失調症の本で参考になったのは、

「不安をそのまま受け入れる態度と、なすべきことをなす態度、

この二つが合一されてこそ、あるがままの態度となる・・・」

 

 難しい本を読んで神経が疲れたので、

夜は、「杜氏の心」というお手頃な値段で買える、

濃いめで辛口の日本酒を冷やで呑みつつ、

現都知事の石原慎太郎氏の著、「息子達と私」を読む。

 「酒を呑まない者は、去れ」と言い放つ慎太郎節は、

数々のドラマを作り息子達を困らすのだが、

家族というものは人間の巨きな環であり、繋がりである。

という素直な気持ちがあるからこそ、

今の日本では石原家は羨ましい家族の象徴なのかもしれない。

 石原慎太郎氏が書いた、

石原家の家族と裕次郎さんとの思い出を語った「弟」と、

良純氏の著書「石原家の人々」を続けて読んでいたので、

おもしろさが倍増だった。

 

 元旦は妻の実家に行って、

タラバガニがたっぷり入ったおせち料理をごちそうになった。

銘酒 久保田を呑ませてもらい、このまろやかなのどごしに、

ちょっぴりの辛さ甘さとコクのある美酒に酔い、

「私が過去呑んだ酒ベスト3に入るな」と上機嫌になっていったのだ。

 せっかくのほろ酔い気分なので、また読書。

芸能人の島田伸助氏が書いた

「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」

長い題名だな~と思いつつ買った本です。

 彼は25年以上も前からいくつもの芸能以外のビジネスを興し、

一度も失敗をしたことがないとのこと。

 
その秘訣を私なりに要約すると、人に対しての思いやりと、

常識にとらわれないアイデアと、

冷静なリサーチと行動にうつす力が大切と言うことだ。

ごもっともです。

だから彼は芸能界でも先頭で長年やってこれたんですね。
 
 久しぶりにいろんなジャンルの本を読み、大満足していると、

長崎の兄から、

体長1メートルもあるヒラスというブリの兄貴分みたいな魚を送ってきた。

脂身たっぷりなその魚を、包丁を何度も研ぎながら解体しながら、

ちょこちょこつまみ、その大トロの濃厚な味に涙しつつ、

酒を一杯ひっかけると、

いつ死んでもいいぐらいの幸せな気持ちになっていくのであります。

 そんなこんなで、あっと言う間に正月は過ぎていったのであった。

今年もよろしくお願いします。

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