« つらい気分と気質の遺伝 | トップページ | アグレッシブな人生 »

2009年1月27日 (火)

ただひたすら歩く

   20代前半のとき、リュックにテント一式背負い、北海道を歩いていた。

そのとき、ただひたすら歩いてみたい衝動にかられたのをおぼえている。

 ”世界最長の徒歩旅行”著者ジョージ・ミーガンはイギリス出身で、

1977年に、南北アメリカ大陸縦断3万キロを7年かけて歩いた。

  南米のチリ最南端を出発して、

アルゼンチン、ペルー、コロンビア、パナマと歩き、

中央アメリカ、テキサス、ニューヨーク、カナダ、アラスカで旅を終えた。

 彼の奥さんは日本人で、

その旅の間に子どもを二人も産んでいるのには驚かされる。

反対もたくさんされただろうに。

 ただ、本の内容自体はあまりにも淡々と書かれている。

歩く旅の動機もいまいちわからないし、

終わった後の気持ちの変化もよくわからない。

途中、強盗にあったり、生命の危機に瀕したことですら、

数行でしか書いてないこともある。

   読み始めは物足りなさを感じてたんだけど、変に感情移入せずにすむので、

こっちも酒を呑みながら、彼の歩いた国の地図を眺め、

勝手な想像を膨らませ、楽しめることができたのだった。

 因みにこのとき呑んだ酒は、バーボンウイスキーのアーリータイムスだ。

ぼくが旅をしてたころよく呑んでたやつだ。

10数年ぶりに買ったのは、

本を読みながら旅の気分を味わいたかったからだ。

 安くて、アルコール度数が高く、辛口。

ストレートで呑むと眉間にしわがよるこのバーボンは、

なんだかさすらいのガンマンように、

孤独を愛する一匹狼の気分に浸れるのであった。
 

|

« つらい気分と気質の遺伝 | トップページ | アグレッシブな人生 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事