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2009年3月28日 (土)

フーテンの寅さんとボク

 5歳の頃、遠い島を見ながら、

「だれが住んでいるのだろう、いってみたいな~」

とおもった記憶が強烈に残っている。

 だから旅をする寅さんが好きだった。

そしてぼくも旅好きになった。

でもあそこまで恋愛下手にはならなかったが・・・笑

 ”渥美清 晩節、その愛と死”は、

付き人だった篠原清治さんが渥美清さんのことを書いた本だ。 

渥美さんがなくなる前の、

最後の映画の撮影はたいへん苦労されたみたいだ。

 この本に触発されて、久しぶりに寅さんの映画を見たくなった。

やっぱりマドンナは、寅さん映画最多出演の浅岡ルリ子さんのリリーがいい。

 ”寅次郎わすれな草”は、リリーとの初めての出会い。

「ねえ~寅さん、私達の仕事は、あぶくみたいなものなのよね、

あってもなくてもいいような・・・」 

 ドサまわりの歌手をしながら旅をするリリーだから言えるセリフであり、

寅だからその気持ちがわかるのだ。

 ひょっとしたらぼく自身もあぶくみたいな人間かな、

なんてしんみりおもったりするのだ。

次の作品の”寅次郎相合い傘”の名シーン、

寅とリリーはまた些細なことでケンカしたのだが、深夜雨の降る中、

寅が駅の外で、リリーが帰ってくるのを傘を差して待っているのだ。

その後ろ姿を見たときのリリーの表情。

そして寅の後ろ姿の凛々しさ。

哀愁だな。

思わず涙が出てしまった。

  3作品目の ”ハイビスカスの花”では、仕事先の沖縄で、

ひとり倒れたリリーを、駆けつけ見舞う寅。

そりゃ寅さんしかできません。

でもまたケンカ。

そしてまた旅先での再会。

 旅をしていて嬉しいのは、旅の友達と旅先で再会したときだ。

こんなシーンに感動する。

 そして最後の映画になった、”紅の花”。

年老いた寅さんやみんな。

見ていてせつなくなった。

ここまでして映画をとらなければいけなかったのか?

と思いもしたが、

寅さんを通して、人生の最期まで、みせてもらったような気がした。

だれもかれも老いはくるのだ。
 
 

  ぼくも長いこと旅をしてきた。

旅はいつも憧れるが、やがて旅が生活となると、

旅が退屈になり苦痛にもなった。

自分が沈んでいくような気がして怖かった。

 でも、やっぱり旅に憧れる。

だって旅は心さえ開けばいろんな人に出会えるから。

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