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2009年7月 8日 (水)

バーボンとアルパチーノ

何度も見たくなる映画がある。

”セント・オブ・ウーマン 夢の香り”

主役のアル・パチーノは、この映画で1992年最優秀男優賞を受賞した。

 アル・パチーノと、背中の美しい女性が踊るタンゴのシーンが好きで、

巻き戻してはくり返し見てしまう。

  そしてアル・パチーノ演じる主人公はバーボンウイスキーを好む。

「この棚の酒は全部ジョン・ダニエルに変えてくれ」

「ジャック・ダニエルでは?」

「オレは付き合いがながいので、ジョンでいいんだ」

 この映画に影響されて、私もジャック・ダニエルが好きになった。

もともと私とバーボンウイスキーの付き合いは長い。

20歳過ぎ頃、キャンプをしながら日本中を旅していたとき、

リュックサックに入っていた酒は、

アーリー・タイムズやジム・ビーン、ホワイトホースなどだ。 

バーボンは冷やさなくてもうまいので、野営の旅に合う。

夜、焚き火にあたりながらバーボンを呑む。

ゴロンと寝っ転がると星が見える。

その頃、オレはいったい何を考えていたのだろうか。

将来のこと考えて不安になったり、

だれにも邪魔されない自由を満喫していたのだろうか。

 火を見ながら酔っぱらってそのまま寝ていたから、

その頃の記憶は曖昧なのだ。

 ただ、夜の静けさと、

焚火の美しさと、

バーボンが五臓六腑にしみわたる感覚だけが残っている。

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