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2009年8月12日 (水)

西部劇  3時10分、決断のとき

 久しぶりに迫力ある西部劇を映画館で見た。

 ”3時10分、決断のとき” 

主演のラッセル・クロウが強盗団のリーダーとして、

徹底したアウトローを演じている。

とことん人を殺すのだが、妙に色気があるのだ。

 そのラッセル・クロウを護送する役には、クリスチャン・ベイル。

このふたりの演技力が繊細で張りつめた緊張感をつくっている。

久しぶりに迫力ある西部劇だった。

しびれた。
 

 西部劇は、最後には撃ち合いで終わり正義が勝つと言う、

単純なストーリーと言えばそうなのだが、私はその単純さがわりと好きだ。

 子どもの頃、日曜日の朝、”ローハイド”という西部劇のドラマがあった。

カウボーイ達が三千頭の牛を、テキサスからミズーリまで、

苦難な長い旅をしながら運ぶのだ。

「ローレン、ローレン、ローレン~」この主題歌もよかった。

多分このドラマが私の旅の原点だ。

 水野晴雄氏の水曜ロードショーでもよく西部劇を放映していた。

子どもの頃見た”シェーン”なんかかっこよかった。

少年が最期に「シェーン、カム バック」と叫ぶシーンは有名だ。

 
 ゲーリー・クーパーの”真昼の決闘”

最後に悪党一味と対決するシーンなど、手に汗を握った。

そしてあの重厚な音楽。

 最近では、”ヤングガン”がよかった。

チャーリー・シーンやエミリオ・エステベスなど、

勢いのある俳優が多数主演していた。

 西部劇で、とくに好きなのはジョン・ウェイン。

大男で大酒呑み、ケンカが強く、不器用だが勇気がある。

こんな役を演じたら彼はピか一なのだ。 

大根役者とも言う人もいるが、そのいつも変わらぬ演技がいいのだ。

”駅馬車”、”赤い河”、J・フォードとの”騎兵隊シリーズ”、”リオ・ブラボー”  

主演男優賞をもらった”勇気ある追跡”などおもしろいが、

一番好きなのは、”アラモ”。

 彼はこの映画で制作、監督、主演までしたのだが、いまいち評価が低く、

大赤字になり、私財を投げ打ったそうだ。

そこがまた不器用なジョン・ウェインらしくていいのだ。

 子どもの頃見たいろんな西部劇が、断片的に頭にこびりついている。

焚き火を見ながらバーボンをラッパ呑みするシーン、

コーヒーを飲みながらカスをぺぇっと吐くシーン、

ベーコンエッグをフライパンでジュッと焼く音、

馬と投げ縄、すごい数の牛を運ぶカウボーイ、

旅先で始めてのバーに入っていくときの警戒心ある目つき。

ガンを腰に巻いて歩く後ろ姿。

ストーリーよりこんなシーンが記憶に残っているのだ。

 私が20歳過ぎの頃、日本中を旅しながら野営していたのも、

子どもの頃憧れてみていた西部劇にかなり影響を受けているのだ。

  知らない土地での野営は危ないこともあるので、ナイフを抱いて寝る。

変な奴が来たらぶっ殺してやろうとおもっていた。

それだけ怖かったのだ。

 興奮して眠れないときは、バーボンウイスキーをラッパ呑みする。

不思議なもので、焚き火を見ると心が自然に落ち着いたものだ。

 もうすぐ40歳になる今は、

ナイフは抱いて寝ていないし、

バーボンは水で割らないと胃が痛くなる。

これでいいのだ。

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