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2011年11月14日 (月)

セラピストの病 

人の心とは不思議なもので、人のためと、思えば思うほど人のためにならないことが多い。

先々月理髪店で髪を切ってもらいながらうとうととしていたとき、 

突然 「おまえはセラピスト病に陥っているぞ」という”声”ではっと目が覚めた。

その”声”とは、私の守護神みたいなもので、たまに忠告を入れてくれる絶対的な存在なのだ。

私はここ数年セラピスト病に陥っていた。

「治る」ための勉強をすればするほど、「あなたのため」といった、おせっかいなアドバイスをしていた。

10年以上前の整体日記を読み直すと、「クライアントの痛みの症状をなくすためならどんな手も使ってやる」みたいなことを書いている。

それが今では、「治して欲しい」と来た人に「自分で治すことが大事なのですよ、あなたのためなんだから」と言っている。それはよけいなおせっかいなのだ。

よけいなおせっかいをしていることに気がつかず、本気であなたの人生のためと言い出すのだから立派なセラピスト病だ。

以前自分の体調を崩し、自分自身のために「自分で治す方法」を勉強するようになったのがきっかけだった。もちろんその勉強は私の整体哲学にとってはとてもすばらしいものになったのだが、知らず知らずのうち目の前にいるクライアントにも「自分で治す」ことを押しつけていくようになっていた。

私は整体の技術者だ。

私のもとへ来てくれたクライアントに、自分の技術を総動員して全力を尽くす。

それだけでいいのだ。

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