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2012年9月19日 (水)

痛みと向き合う心身相関学

痛みには急性の痛みと慢性の痛みがあります。
急性の痛みは、スポーツなどでのケガや寝違えなどだいたいの原因がわかるのですが、慢性の痛みは原因がいまいちはっきりしません。

ケガをした時からかなり時間が経ち、生理的な修復作用からみても傷はとっくに治っていてもおかしくないのに、痛みがいつまでも存在するといったこともあります。

考えてもみてください。骨折したとしても半年もあれば治るでしょ。それなのになぜはっきりとした原因がないのにいつまでも痛みが続くのでしょうか。

なかなか痛みが改善されないといった心理的なストレスからイライラや不安を生み、それが他人には理解されないといった孤独感を生み、家族への八つ当たりにつながり、対人関係が不安定になって、ますますイライラ不安が募るといった悪循環にはまる人もいます。

イライラしていると医療者とも良好な信頼関係はなかなか築けないので、次から次へと治療院を変え、医療ショッピングといったサイクルにはまり込む人も数多く見てきました。

痛みというのは主観的な感覚でもあります。たいしたこともないケガでも大騒ぎする人もいればかなり痛いはずであろうと思われるケガでも平然としている人もいます。(どっちが偉いというものでもありません)

これは痛みというものが個人の心理面や性格にも大きく左右されるからです。
例えば、独身者は既婚者より痛みを強く訴えると統計的に出ていますし、
マイナス思考の性格の人だと痛みを強く感じると心理・生理学の検査の結果でもわかっています。

このようなことをいうと、「痛みを感じるのは性格が弱いからとでも言うのか!」と、お怒りの方もいると思うのですが、(あくまでも統計学上のことですのでご了解ください)私は、痛みとは自分の今の精神状態を見るきっかけにもなると思うのです。

私自身、身体の痛みと心理的ストレスの関係を日記につけていたこともあります。
そうやって心と身体の関係を客観的にみるようにして整体に役立てているのですが、こんな話を妻にすると、「そんなこと普通の人は考えません。つべこべ言わずに痛みを早く治して欲しいだけなの」と、けんもほろろに言います。

当サイト読者なら、痛みと身体の関係を探るといった心身学も楽しいと思ってもらえるような気がするのですが。

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