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2013年10月30日 (水)

”いやな気分がさよなら”できる本

効果が高いと言われる心理療法に共通していることは、「客観的に自分を見る力」を養うことではないかと思うのです。

自分を客観的に見ることとは、自分の無意識で起こる自動思考にメスを入れると言うことです。

ネガティブに物事を受けとめるクセや被害妄想に陥りやすいクセ、今まで意識してこなかった思考の習慣を知ることによって、偏った思考にバランス力を持たせるのです。

バランス力は快復力になり、抑うつ気分や精神疾患の予防につながりますし、人間関係のコミュニケーション能力も高めてくれます。

このような自分の自動思考を改善させる方法を心理療法では認知療法と言うのですが、本書”いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法”は、古今東西で読み続けられている認知療法の大本となる実践的な書です。   

ぶっちゃけた話し自己啓発本を100冊読むより本書一冊読んだ方がためになるではないかと思います。

ただ、そのぶん内容が濃く、サラサラ読みができないし、サラサラと読んでしまうと意味がありません。

また、「誰か治して」的な考えでは本書は読めません。徹頭徹尾、「自分のことは自分で」考えましょう的な内容です。  対話中心文化の欧米人と違い、「御上頼み」のDNAをもった日本人には、ある意味、認知療法は苦手になるかもしれません。

本書は、認知療法や抑うつ防止などの目的で読むのはもったいない内容です。

本書を読んだ後、私は自分とのコミュニケーション能力が高まりましたし、それが他人とのコミュニケーションにも役立っていることは言うまでもありません。

ただ、認知療法で抑うつ症が治ると早計に考えない方がいいと思いますし、うつ状態などで疲れているときは読めない内容です。

自分のネガティブな思考のクセを感じている人、人間関係で悩むことが多い人で、意識が高い人には読み応えがあると思います。

私自身、読んで良かった本ベスト10に入りました。

と言うことは、私はネガティブで困った人でもあるということなのでしょうか。(笑)

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