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2013年10月21日 (月)

運命の死は、たった9時間の”恐るべき空白”だった

たった9時間の行き違いにより、その時から彼らは100年間に渡り、伝説的な悲話としてオーストラリアの歴史に名を刻んだのだ。

気温60度と超えることもある砂漠、地図に記されていない”恐るべき空白”が拡がる100年以上前のオーストラリアの未開の地を、男達が命を賭して地図を作っていったノンフィックションの探検物語。

著者のアラン・ムーア・ヘッドはノンフィックション作家として、最も世界で広く読まれていると言われていますが、その中でも本書の「恐るべき空白」は代表作だと思います。

私も20代に、日本やアジアを数年間旅をしたのですが、本書もその頃に読み、少なからず影響を受けました。

”前人未踏の未開の地” 男ってこの言葉を聞くと、心が奮い立ってくるのです。

じゃ、40代になった今の私はどうかというと、「家でエアコンが効いた部屋でくつろいでいた方がいいじゃん」と思いつつ、冒険者達に微かなジェラシーを感じている自分を確認し、まだまだ挑戦魂を残っているぞと勝手な自己満足に浸っている情けない男なのです。

分相応の今の生活で満足することも大切ですが、もっともっと新しいことを求めて人生の冒険をしてやろうと言う気持ちも忘れたくないです。

本書を読んで何か挑戦したくなるような気持ちになりました。

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