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2013年12月16日 (月)

「ストーカーの心理学」の感想  福島 章著

 

     

無言電話や付きまとい、監視・・・など、異常で危険なストーカー行為者の心を読み解き、対処するための参考となる本です。

第2章は、タイプ別のストーカーの行動学。

見ず知らずの相手なのか、別れた相手なのか、親族なのか、有名人を標的にするタイプなのかと、ストーカーにもいろんなタイプがあり、それによって対応も変わってきます。

第3章では、ストーカーの心理と病理。

精神医学による分類をしています。たとえば人格障害系なのか、パラサイト系、ナルシスト、精神病系なのか。

専門的ですが、ストーカーの心理にも違いがあることがわかってきます。
P135 「ストーカーの行為には、未熟な心性をもったまま大人になった人間の心理が典型的に認められる」と言ってもよい。
これは、すべてのストーカーに共通する心理だそうです。

また、P142 「母子関係の変化は何をもたらしたか」では、
<乳児期に母親によって十分に満足が与えられなかった子供> がストーカー行為者になる大きな原因にもなると言っています。

そうとも言い切れないと思うのですが、愛情をもらえなかった人が読んだらイヤな気持になるだろうな。

最後の章では、ストーカー被害を具体的に防ぐ方法

p215 警察の警告で96%が行為を止める

ただし、最近のストーカーは自暴自棄で、警察も恐れぬ極端な行動を取るタイプも増えてきているのも事実です。

ストーカーの心理と行動を読むということが、犯罪抑止力につながることが本書を読んでよく分かりました。

ストーカー行為者をただ怖れるだけではなく精神的に優位に立つことが大事なのですね。

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