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2014年1月27日 (月)

無反応

車の通りが多い交差点で、リクルートの服を着た若い女性が、交差点を曲がる車の運転手に「危ないぞ!」と立て続けに怒鳴られていた。その女性はスマホに夢中になっていて、車道に近い場所にいて危険だったのです。

すぐそばを曲がる車からクラクションを鳴らされて怒鳴られるのだから聞こえてないはずはないのに、その女性はその場から後ろに下がろうともせず、スマホを見ているのです。

けっきょく横断歩道の信号待ちをしていた子ども連れの女性から「あぶないわよ」と、袖を引っ張られて後ろに下がったのですが、それに対してもリクルート女性は何の反応ありません。

普通、お礼の会釈でもするか、勝手に腕を引っ張ってよけいななことしないで!みたいな傲慢な態度をとるかのどちらかだと思うのですがまったくの無反応。

私はある種の不気味さを感じました。

この女性は外の世界を遮断している。 スマホは遮断の一つの道具に過ぎない。

外界の遮断は事故を招き、そして人間関係が希薄になっていきます。仕事や友人の人間関係だけ上手くやっていけるほど人間は器用ではありません。周りに気遣いができない人は友人にも気遣いはできていません。気がついたときには思いやりのある人間関係がなくなり、利用しようとする人間だけが周りに集います。

私は彼女が人生の破綻の第一歩を踏み出しているような気がしてなりませんでした。
私も若い頃心を閉ざしていた時期がありました。今私がこうして生きているのは運が良かっただけです。一歩間違っていたら破滅するか、死んでいたことでしょう。

リクルートの彼女も、交差点で袖を引っ張ってくれた女性のような人に運良く助けられて、自分が生かされて生きていることに気づくまで、運が持ってくれたらなと思わずにはいられません。

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