« 「辛さ」の中の「幸い」なり | トップページ | 脳の炎症があると身体が敏感に反応する »

2014年2月 6日 (木)

「無縁社会」 NHK取材班 

2010年に、NHKスペシャル「無縁社会~“無縁死”三万二千人の衝撃~」としてテレビで放送され、大反響を呼びました。

本書は、テレビでは放送できなかった取材記録をもとに新たに構成され、書籍化されたものです。

P138 「人とのつながりがなくなるのは、生きている孤独死みたいなものですよ。~

P238 「現実社会では、人間関係もあってホンネは言えない。ツイッターの私がホントの私

私は仕事柄いろんな人にお会いして整体以外での話を聴くこともあるのですが、そこで感じるのは、みんなホンネを喋りたがっている。ということです。

それが経済的な豊かさを手に入れた日本の建前社会の弊害なのかもしれません。

男性的な考えから言うと自ら望む孤独は成長のためには必要なことだと思うのですが、望んでいない孤独は孤立でしかなく、孤立は生きる苦しさを倍増します。

本書で取り上げている“無縁死“や孤独は、ことさら”かわいそう”が強調されているような気もしないでもないのですが、私自身は結婚する前までは、“孤独に死のう“と腹を決めていたこともあるので、孤独死、無縁死がことさらかわいそうと言うふうには思いたくありません。

ただ孤立のつらさは十分承知しているので、できるなら人とつながりを持って生きていたいとは思いますが、努力してもどうこうなるものでもないし・・・。

本書は人ごとではなく、自分自身のことでもあり、ある意味、日本社会の闇の部分でもあると思うのです。

血縁や社縁、地縁が薄くなった昨今だからこそ、読む者に衝撃を与えます。

|

« 「辛さ」の中の「幸い」なり | トップページ | 脳の炎症があると身体が敏感に反応する »

映画・小説・ノンフィックション」カテゴリの記事