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2014年7月 4日 (金)

「パリ、テキサス」 男は歩きたくなる

       

よれよれの背広を着た痩せこけた中年男性が、荒涼とした岩石砂漠をひたすら歩く。そのシーンを見ただけで心は釘付けになりました。

その歩く男トラヴィスは、過去、自分の感情を制御できず、結婚生活も崩壊させてしまった。そして自分を見失い、テキサスの岩石砂漠を4年間ひたすら歩く。それは修験僧のようでもあり、彼にとっては心の穴を埋める行為なのかもしれない。

歩く修験僧であったトラヴィスは、とうとう弟に居場所を突き止められ、そしてその弟夫婦に引き取られていた実の息子と再会し、父と息子で蒸発した母親探しの旅に出る。

トラヴィスが風俗店で働く元妻と再会しマジックミラー超しでで会話するシーンは、心の深い部分をえぐり出す。

私自身も20代のとき旅に出て、数年間日本や諸外国を歩きました。
人生の方向がわからなくなったとき、ひたすら男は歩きたくなる気持ちよくわかります

30歳の独身のときに始めてこの映画を見たのですが、10年後、40を越え、親となった立場で見ると、この映画の奥深さがわかりました。

脚本はサム・シェパード。音楽は、ライ・クーダー。監督はロード・ムービーを撮らせたら右にも左にもでるものはいい、ヴィム・ベェンダースの最高のメンバー。

「良い映画は10年寝かせるともっと味わえる」 

ジローも大人になったな~。

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