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2014年9月12日 (金)

「第三の脳」 傳田光洋著

                  

私は整体を20年近くやってきて、つくづく”触れる力”に考えさせられるのです。
皮膚と言えば、医学的用語で冷たい感じもしますが、それをお肌と言えば、”肌が合う”など、情緒的な人間のつながりを感じます。

恋人になる人との相性も触れあえば何となくわかる気がしますよね。

ちなみにセラピストがクライアントさんを服の上からでも触れば、お互いの相性や、症状の改善率もおよそ検討がつきます。逆に言えば、クライアントさんも触ってもらえれば相性がわかるはずです。若い男性なら誰でも良いと言う女性もいました。(笑)

著者は、「皮膚も脳である。言わば第三の脳だ」と言います。
P103 脳の機能であると考えられてきた意識を正常に維持するには、骨や筋肉やそして皮膚が必要なのです。~ 皮膚の方が、生命機能維持のみを考えた場合、脳より上位~。

たしかに絶え間なく変化する外界の環境を微妙にキャッチして、瞬時に判断しているのが皮膚なのかもしれません。それがある種の直感につながっているのでしょう。

p123 視覚障害者は見えなくても運動会の短距離走や走り幅跳びなどの競技ができるそうですが、ハチマキをすると途端に競技ができなくなったそうです。 つまり額(おでこ)でモノを見ていたのです。これは驚きでした。
一種の超能力みたいなものですかね。
しかしそれらも科学的に証明することができ、皮膚は色を区別することができるそうです。p128

昨今、心というと脳が作っていると思われがちですが、皮膚も全身にある心と言えるのではないでしょうか。

本書を読みながら、「皮膚から考える命、こころ、世界」を改めて考えさせられました。

心と身体に関する知識欲求を満たす本でした。

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