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2014年11月14日 (金)

「人間「うつ」でも生きられる」 異色の本でした

            

うつ病など、精神疾患に関する本はたいてい治療する側が書いた本か、患者側の優等生的体験記が多いのですが、本書はそれらの本とはひと味違う異色のうつ病体験記です。

私は病院に行っていないのでうつ病とは診断されたことはありませんが、ウツっぽい時期に読んだ本の中で、一番勇気を与えてもらえた本でした。

当時、本書の文中でお気に入りでメモした言葉は、

・ 脳の耐久力は個人差がある。

・ うつは充電期間。「転んでもただでは起きない」

・ 開高健(作家)は、海外、映画、酒をうつの治療法とした。

とにかく酒を飲むという習慣をつけると、うつになってもとことん沈まないことは確かだ。 ~うつ体質は、酒飲みになることが長期的治療法として有効なのではないだろうか。

すでに本書が手元になく、走り書きのメモから抜粋したので正確な本文中ではないのですが、酒を、うつの長期的治療法として有効と思った著者や実践していた開高健氏に、正直勇気をもらいました。

とくに釣り紀行などの豪快な著書も多い開高健氏がうつだったとは知らず、ちょっとびっくりしました。

酒をうつの治療法!?なんて精神科医が読んだらぶっ飛びそうですが、私も飲んだおかげでうつをごまかすことができて助かったと思っています。

本書を読んで10年以上経ち、精神疾患や心に関する本もたくさん読んできました。 クライアントさんも精神疾患の方が多く、当事者の本当の気持ちや薬物療法などによる治療の体験のお話を聞かせてもらいました。

抗うつ薬など、躁鬱症状など処方を間違えば命取りになることもわかってきました。

日本の薬を山のように出す多剤療法が、多くの問題を作り出していることもわかってきました。

もちろん、薬が悪いわけではなく、うつ病は薬が効くときはホントにあっけなく薬が効くようです。

しかし効かない人は何年服用しても回復しないようですし、薬をやめても再発が多いのも実情のようです。

 

私も開高健氏と同じように、海外、映画、読書、酒を好んできました。

開高健はたしか60代で死去されましたが、長生きがすべてとは思っていないので、私もそれでいいと思っているのです。

酒なんてとんでもないと思うかも知れませんが、私は夜しか飲まなかったし、飲んで車を運転しなければ人に迷惑をかけるわけではないのでいいのではないでしょうか。

例え寿命が短くなったとしても、それを選択して生きてきたのです。 そこに後悔などありません。

本書はうつ病の方だけでなく、人の生き方の参考になる本です。

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