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2014年11月11日 (火)

体罰とゲンコツ

体罰を悪いと言う人もいるし、必要と言う人もいると思いますが、その考え方の多くは自分の経験からくるのだと思います。

人は自分の経験を肯定しないと生きていくのがつらくなります。
だから体罰を受けてきた人は、安易に体罰肯定派になりやす傾向があるのです。

以前プロ野球を引退された方の講演を聴いたのですが、その方は自分は高校時代の体罰おおかげで強くなったみたいなことを言っていました。しかし同じ高校でしごかれてプロ野球選手になった方は、体罰など教える側の怠慢で、体罰を受けて野球が上手くなったと思ったことは一度もないと言っていました。

私の子どもの頃は生徒を叩く先生はたくさんいました。本の角や竹刀や手製のムチを作ってそれで生徒を叩く先生もいました。

涙を流しながら私をビンタしてくれた先生にはいまでも感謝していますが、軽い気持ちで体罰をした先生には感謝していません。かといって恨んでもいませんし、殴られた程度でトラウマなんかにもなっていません。私にとっての体罰はその程度の影響でした。

ただ今でもイヤな記憶として残っているのは、自分の言うことを生徒は内申書を悪く書いて進路を不利にさせてやるといって先生です。

しかし体罰は教師の問題だけではありません。

例えばスポーツで優勝したら進路に有利になるといった社会システムが、体罰を容認させているとも言えるのです。だからなのか体罰を容認している親御さんもいると聞きます。

しかし子どもにとっては酷な話しです。先生は子どもにとって絶対的な権力者だということを理解してもらわないと、その先生如何によっては子どもは精神的な追いつめられるのは当たり前の話です。それに気づかないと不幸になるのですが、体罰を行っている先生はこれが子どものためだと自分を正当化しているので、子どもの追いつめられた心に気づかないのです。

そのような場合、周りの大人が体罰を止めなければならないのですが、現実は見て見ぬ振りをしていている大人が多い。

私は一人の教師の体罰が恐ろしいのではなく、見て見ぬを振りをして、外にばれたらしらばっくれる先生や教育委員会の組織が恐ろしいのです。

私は体罰は容認しませんが、悪いことをした私を見捨てずにゲンコツをくれた先生には今でも感謝しているといった複雑な気持ちを持っています。

子どもは悪いことをした時、見捨てられるより、きちんと叱られた方が嬉しいのではないでしょうか。

それと評論家先生がいうように、腕白児童も口で言ってわからせるというのも現場の先生はキツイと思いますよ。マンツーマンでその児童を指導する環境ならいいのでしょうが、30人以上の生徒と向き合っているのですから一人でも大変な子がいれば現実はたいへんでしょ。そして熱心な先生は自分の家族を犠牲にしていることが多いのです

日本人が医師や教師に対して求める奉仕・犠牲の精神は私はどうも好きになれません。
ちなみにこの記事を書いた後、生徒同士で殴らせる体罰をした先生が報道させれていました。

これは、当事者に罪悪感を植え付けて支配しようとする洗脳と同じ手口です。私が当事者だったら何十年経ってもその心の傷は消えないと思います。

私は、愛情のあるゲンコツと体罰とでは違うと思うのです。それは先生の気持ち一つの問題になってくるので、やっぱり暴力で躾する教育はしない方がいいと思うのですが、そうしたら「内申書を悪く書くぞ」みたいな陰険な教育で生徒を支配するような先生も増えるかも知れません。

教育問題は難しいけど、やっぱり子どもは親の影響が強いので、子供の躾は体力を一番使うところなので親もへとへとです。(私も子どもを朝から叱りヘトヘトになるときがあります)

ちなみに我が家は妻が言って聞かせる方で私が叱り役が多い。マイペースな息子も私が怒るとさすがに重い腰を上げるのですが、親から言わせれば、いつもこのことは怒ってるんだから怒られる前に頼むからやってくれよ!なんですけど。(笑)

前は叱るときの言葉など気を遣っていたのですが、最近はムリ、感情的に怒ることも増えています。((^^;)

子供でも聞き分けがよい子と、まったく聞かない子もいます。親もいろいろな性格があり、自分にない叱り方をしてもちょっとちぐはぐな感じになるのではないでしょうか。

けっきょく愛情さえあれば親はある程度どんな叱り方をしても良いと思うような気がします。

ただ、暴力と、愛情あるゲンコツとの違いは大きいと思います。

それをいくら指導者と言えども他人にしてほしくはありません。どう言い聞かせてもダメなら親の私が責任を持って息子にゲンコツしたいですね。

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