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2015年3月24日 (火)

ウツの時は「痛み」を何倍にも感じる

痛いという感覚は、からだ中に張り巡られらされている末梢神経から受け、脊髄を通って、大脳に送られてきます。

こうして「痛い」を感じることによって病気やケガの予防に役立てているわけです。

しかし、憂うつな状態が続いているとその「痛い」の信号に対して脳が過剰反応してしまうのです。

脳内には「セロトニン」と「ノルアドレナリン」という物質があり、これらの働きで、「痛い」という感覚をやわらげているといわれています。

うつ病の患者さんの脳では、これらの物質が少なくなるため、普段は感じないような軽い痛みでさえも何倍にも痛みを強く感じるようになるというのです。

「セロトニン」や「ノルアドレナリン」は、意欲や気分に働きかける物質なのですが、うつ病でなくても気分が落ち込んでいるときは、様々なことに対して不安感を抱きやすく、身体も過敏に反応することがあります。

端から見ると大げさにも見えるので、周囲に理解されず、孤独感が募ることもあります。そしてますます痛みに執着するのです。

私も20年近くの臨床経験から、うつ病のクライアントさんは施術後にリバウンド反応が出やすいことがわかってきました。

細心の注意を払いながらソフトな施術を行っても、揉み返しのような張りを感じたり、不安感が増したりといった反応が出るのです。

リバウンド反応の中でも「だるさ」のような反応もあります。これは自律神経反射反応で、施術によって「緊張の糸が解けた」的な、ちょっとだるいような、後に良くなる好転反応でもあるのですが、うつ病の時はこの好転反応にも過剰に反応するので不安感が強くなるのかも知れません。

これらの、「痛みの過敏反応」現象を私は経験上知っていたのですが、脳内物質の化学的な見地からも証明されるようになり納得できました。

人は、原因がわかればそれだけで安心できるものです。

身体の症状の陰に心のストレスが隠れているようなときは、脳内物質による「痛みの過剰反応」現象の可能性があることを知っているだけでも不安感が少なくなり、痛みの増幅や、リバウンドの予防にも役立てると思います。

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