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2015年4月10日 (金)

うつからの脱出―プチ認知療法で「自信回復作戦」 下園 壮太著

        

筆者は自衛官でありカウンセラー。言ってみれば訓練のプロです。

そのプロからみて認知療法はあきらかに“訓練”だと言います。


うつ状態でしんどいときに訓練をするのだから、もっとしんどくなってもおかしくないと警告を発しているのです。

私もアメリカから取り入れられた認知療法(思考改善訓練法)をそのまま日本人に当てはめてもなかなか結果がでないのではないかと思っていたので、読んで納得する部分が多かったです。(うつ状態でないときの認知療法は必ずプラスになるはずです)

しかし著者はさすが訓練をたくさん見てきただけのことがあります。


最初のページから「そういうことだったのか」と腑に落ちること満載。

p2 うつ状態とは、人が疲労しきった状態のことである中略~ そのため、生命の緊急プログラムである(感情のプログラム)が一斉発動した状態でもある。~ 別人になっていくのである。 

うつ状態になる前の状態がわかりました。

「~ あなたが自分自身で変えたい、捨てたいと思っている思考は、実は危機においてあなたを守ってくれる。“ありがたい“思考である」

著者のプチ認知療法のやり方は、まず自己肯定から入るので、心にやさしいので日本人に合うと思います。


著者はカウンセラーといっても、「カラダに意識を反らす」方法を巧みに利用しています。 そこが心身統合整体の私にとっても通じることが多く、よけいに感銘を受けたのかもしれません。

精神科医や心理療法士の著書は、「癒される」という意味では良い本もたくさんあったのですが、本書はもろに実践で役に立つタイプでした。

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