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2015年5月12日 (火)

孤立

人は一人では生きていけません。

古今東西、洞窟に住んでいた頃から人類は集団で暮らしてきたのです。集団の大小はありますが、食料調達や外敵から身を守るなど、集団で助け合い、男女で支え合いながら自分たちの遺伝子を受けついできたのです。

自分達の遺伝子を残すためにも男女で愛を育みながら暮らしてきたのです。

現代は30年前に比べたとしても一人で生きやすくなりました。

私が子どもの頃は、まだコンビニもなく一人で入れるような雰囲気の飲食店はありませんでした。正月の三が日や日曜日はほとんどのお店がお休みでした。

先日、ドイツに出張に行かれた人の話を聞くと、都会の一部以外では日曜日がお休みの店が多いとのことです。それに一人で食事しやすいお店もほとんどなかったとのことです。

つまり日曜日は家族と食事をして、一緒に過ごせばいい。といった文化がまだ残っているのです。

たしかに日本は一人で食事をする人が多い。私も独身の時は一人が多かった。

日本は独りで住むにはこれほど便利は国はないと思うのですが、しかし気づいたら孤立していたということになりかねません。

実はそこが怖いのです。

生活に不便な面があるからこそ助け合いの精神が育まれるのですが、お金さえあれば独りで生活できることが多いと、意識していないと人とのつき合いが薄れてくることがあります。

しかし遺伝子的に本能では人とのつながりを求めています。

支え合う人がいないと、原因のない不安感が強く出てきます。だから孤立すると生きるのが苦しくなるのです。

それが人間の本能です。

心の成長や親から自立するときは孤独も必要ですが、孤立はただの苦しみでしかありません。

社会や人とのつながりの意識が薄れると、逆に孤立感が増してきます。

いつも利用するコンビニにもいつもの店員がいます。電車通勤ならいつもの駅員さんもいます。

人がいる社会に支えられながら自分が生きていることを自覚することは、孤立から心をまもってくれます。

言葉を交わすことはなくても、心の中で「いつもお世話になっています」と思うだけでも心がほっとしてくるものです。

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