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2015年6月 4日 (木)

疾病利得

社会心理学者の岸田秀氏は「人間は本能がこわれた動物」と言います。

自我と存在のせめぎ合いをしたとき、自我を守るためには死をも選ぶのは人間ぐらいなものです。

病気や身体の痛みも、「自我を守るため」といった考え方もできます。

私の知り合いに「身体の故障がなかったら自分はすごいプレーヤー」と言う人がいます。

そうやっていつも試合で負けるたびにいいわけをしているのですが、いいわけは自我を守るための一番手っ取り早い方法です。

社会人なら、「病気になったら会社に行かなくてすむ」と、少しぐらいおもったことぐらいあることでしょう。

まじめな人はその正直な思いが意識に上がらないように封じ込めるから、神経症や様々な不定愁訴となってでてくるとも言えます。

病気は損ばかりのような気もしますが、自我を守るための手段でもあります。

どうせなら意識的な「疾病利得」も、いいんじゃないでしょうか。

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