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2015年10月19日 (月)

弱者のケンカの心構え

人生は時に災難の火の粉が降りかかることがあります。

そんなとき野生の動物なら、逃げるか、闘うかのいずれかの道を選びます。

もしだれかの嫌がらせなどの人災でやられたとしても致命傷にならないようなら「負けるが勝ち」と思って、売られたケンカもじっと耐える選択もあります。

しかしそのような我慢癖がついてしまうと、いざとなったときも即行動に移れないときがあります。

例えば長年DVを受けた女性はその男性から逃げることができなくなることも多いそうです。

これは仕事でも多く見られます。

ブラック企業で働いてたいへんな目にあっているのにそこから逃れられない。その程度の職場なら探せばいくらでもありそうなのにやめないで我慢する。

我慢が美徳といった日本人の精神的文化の歴史もありますが、子どもの頃からケンカしたらダメだと刷り込まれたツケと言えるのかも知れません。

それはある種の「我慢のマインドコントロール」であり、それが悪い面で出るといざとなったときにも身体が反応しないのです。

相手の理不尽な攻撃に即反応しないと上手い具合にやられることもあれば、大けがをしたり命を落とすこともあります。

山で熊に会ったとき、背中を向けて逃げるのが一番悪い方法と言います。それと同じで攻撃してくる相手に後ろ姿を向けて逃げるとますます調子に乗ってくることもあります。

社会文化学者の岸田秀氏は「人間は本能が壊れた動物」と言います。

本能が壊れているから本来なら怒らなけねばいけないときも怒れない。

「ケンカは避けた方がいい」は正論です。

ですが、もし相手が自分より地位が高く権力を持っていたらどうします?

理不尽なことをされても、ケンカをふっかけられても泣き寝入りしますか?

そのせいで家族が被害を被るとしても我慢ですか?

いざとなったとき判断が遅くなると命取りです。

弱者が強者に唯一対抗できる手段は決死の覚悟です。

「肉を切らして骨を立つ」。

そのぐらいの覚悟がなければ襲ってくる相手や権力者には太刀打ちできません。

特に大切な人を守るときは、死ぬ覚悟で闘う必要があります。

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