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2015年10月30日 (金)

脳には妙なクセがある 池谷裕二著

私が脳科学に興味を持つのは、慢性痛と脳との関わりを知りたいからです。

なぜ、いつまでも痛みが続くのか?

例え骨折したとしても治療をすれば治ります。

しかし物理的な刺激がないにも関わらず痛みがいつまでも続くのは、精神面(脳)の影響が強いのではないかと思うのです。

そのヒントとなるものが本書にありました。

p310 「身体が痛むとき」と「心が痛むとき」 「つまり、手足などの身体が痛むときに活動する脳部位が、心が痛むときにも活動したというわけです。」

 

痛覚回路を「社会的痛み」の感受に転用していると言うことなのですが、わかりやすく言うと、強い孤独を感じる部位と、「痛み」を感じる脳の部位が同じということなのです。

私は、この項目を読んでやっぱりか!と膝を叩いて納得しました。

孤独感が強い人ほど、痛みを強く感じることは心理学の統計でも出ています。

連れ合いを亡くした方、結婚適齢期でも相手がいない、愛情が足りていなかった。

人は言いようのない心模様を身体で表現しているのです。

不思議な脳の妙なクセに好奇心を刺激されっぱなしでした。

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