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2015年10月29日 (木)

脳の身代わりとして身体が痛む

身体が理由もなく痛くなるときは今あるストレスが強まっているか、過去の蓄積されていた精神的疲労や、トラウマのような潜在的な葛藤により日頃から神経が興奮状態なっている可能性があります。

このような場合、様々な不定愁訴が症状として現れてきます。

心は現在の幸せより将来の不安というストレスを作り出すこともありますし、過去の受けたストレスをわざわざ思い出して現在の幸せな自分にダメージを与えることもします。

また心で生み出されるストレスは「心が痛くなる」ことを避けようとして、「身体の痛み」としてストレスを受けとめることもあります。

いくら心理的ストレスがあったとしても、頭が痛いときは頭の痛さの方が気になりますし、腰が痛いとき、お腹が痛いとき、心臓が痛いときは、そちらの痛みの方に気を取られます。

これは社会を生きる人間にとって一番大切な脳をストレスから守る防御反応でもあるのです。

つまり足が痛くても人とのコミュニケーションは取れますが、心が病むと人とのコミュニケーションですら一苦労となり、生きていくこと自体が困難となります。

うつ病になったことがある人が、「腰痛や頭痛など身体の痛みの方がどれだけましか」と仰っていましたが、それだけ心の機能が低下するのはたいへんなのです。

だから脳は身代わりとして身体を利用することもあるのです。

それこそ遺伝子の重要な生き残り本能なのです。

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