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2015年11月12日 (木)

首を緩めない方がいいときもある

高血圧の人の多くは、首が硬くなっています。

高血圧は、遺伝性の体質や病気、年齢的に血圧が高くなることを除き、その原因の多くは自律神経の乱れによるものです。

わかりやすくいうとストレスによって頭に血が上った状態が続くことが高血圧。

自律神経で言えば興奮系の交感神経が活発になっている状態なのですが、その興奮状態がが続くと慢性的な高血圧になるのです。

では、なぜ高血圧になると首が硬くなるのでしょうか?

これは私なりの考察なのですが、急激に頭(脳内)に血液が集まると血管が破裂してしまいます。つまり脳出血を予防するための自己防衛手段として首を硬くして、血液が急に集まらないように脳を守っているのではないかと思うのです。

身体だけを見ると「首が硬いから血圧が高くなる」と思ってしまうのですが、心と身体はそんな単純なものではなく、硬くなるにも理由があると思うのです。

自我を認識できる脳を守るために自己防衛本能としての仕組みが働くからストレス状態になると首が硬くなるのです。

ですから私が言うのも何なのですが、首だけを緩めるのはある意味危険なことなのかもしれません。

ではそのまま首が硬くなったままの状態でいいのかというと、それはそれで首が硬いということは心と体が分断された状態でもあり、その状態が長く続くと自律神経の乱れにつながります。

また首が硬いというストレスが、慢性的な脳の興奮状態の悪循環を生み出すことも考えられます。

首を緩めるという行為は、ただ筋肉という組織をマッサージで物理的に緩めるという考えではなく、その人の心と身体の様子を見ながら首を緩めることが大切だと思うのです。

クライアントさんによっては首をあまり緩めない方がいいと思う人もいますし、その人のストレス状態によってはその日の施術の強弱を変えていかないといけません。

しかしそれは、クライアントさんからしてみれば「手抜き」のように思うことだってあります。

それを理解してもらうのはお互いの信頼関係でしかありません。

例えば私はクライアントさんによっては、「今日は弱めにします」と言ってその理由を説明しますし、「今日は強めでどんどんやっていきます」と言うこともあります。

それはお互いの信頼関係があるからできること。

それはお互いにとってプラスでもあり、施術者の成長にもつながります。

「首を緩めない方がいいときもある」

身体には自分を守る本能が備わっていることを忘れてはいけません。

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