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2015年11月 6日 (金)

心はなぜ苦しむのか 岸田秀著

         

「人間は本能が壊れた動物である」と分析する精神心理学者の岸田秀氏と、本人自身が神経症の本書編集者が、「神経症」をテーマにした対談形式で問答しています。

岸田氏本人も神経症でうつ病を患ったことがあるのですが、おもしろいのは、編集者は、ニセ学生として岸田氏の大学の講義を長年に渡って聞いていたことです。(岸田氏の講義は人気があってニセ学生が多いとのことです)

p114・人間は自我を守るためには自殺も辞さないわけですからね

・ 自我と存在全体の乖離が神経症不安を生み出すのですから~。

P239 ・自己愛人格障害の特徴は~(中略)~自己顕示的であって、かつ自己否定的なパーソナリティですね。

p241 性格は親との関係において形成されます。親に適応した性格ができます

岸田氏の理論は精神分析の父フロイトの影響をうけているのですが、自分が神経症になった理由(母親との関係)を包み隠さず話し、日本の文化や性格的特徴と照らし合わせながら分析しているので、話も幅広く、好奇心が刺激されます。

 

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