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2015年12月18日 (金)

単独行者

       

昭和初期、「単独行の加藤」として名を馳せていた登山家の生涯を描いた実話に基づいた小説。

案内人(ガイド・荷物持ち)を連れた登山が当たり前だった当時、彼は冬山を次々にひとりで踏破して記録を作って行くのですが、一方不器用な性格故、裕福な大学の登山隊や案内人と軋轢を生みました。

しかし加藤は類い希な実力で、一般人でも冬山登山ができることを見せつけていくのです。

昨今、ヒマラヤ登山など大人数で登る団体もある一方、少人数、単独でアタックしている人もいるのですが、その礎を築いたのは彼だともいえるのではないでしょうか。

しかし超人的な単独行の登山家加藤文太郎は昭和11年北アルプスの槍ヶ岳で消息を絶った。

いつもは単独行の加藤なのだが、その時はパーティを組んでいた。

本書はただの山岳小説ではありません。頑なで不器用な男の物語です。

だからいつの時代に読んでも物語の主人公に感情移入できる。

山登りを少しでもされたことがある方なら本書のおもしろさが倍増すること間違いありません。

私も睡眠を削って読みました。

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