« 「ドキドキすること」 by矢沢永吉 | トップページ | ひとりひとりが考える自分の死に際 »

2016年5月20日 (金)

「空腹が人を健康にする」 南雲吉則著

         

空腹(飢え)を感じることによって、長寿遺伝子のスイッチがONになる。

だから一日一食が健康にいいのですよ。

と、著者自らの体験を踏まえながら説明しています。

 

この一日一食健康法は、著者が言いだしたわけではなく、言ってみれば粗食療法と同じで、昔から実践している人はいました。

たしか西式甲田療法では1日2食を勧めています。

現代医療の医師が、栄養学そのものを無視しているところがおもしろく、だから支持をする人がいるのではないでしょうか。

東洋医学では欧米の現代栄養学に対して以前から疑問を持っていました。

著者の言うように、粗食は当たり前ですし、「身土不二」(土地の物・旬の物)や、一物全体(魚は頭の先から尻尾まで、めざしなど)など、当たり前に言われていることなので特別珍しい理論ではありません。

一日一食といった極論のおもしろさと、著者の若々しい写真のインパクトで人の心を引きつけていることもあるとおもいます。

ただ、著者は医師であり、作家であり、講演活動も行うほど精力的な方です。

自分の意志で一日一食を実践し始める信念があり、それを広めることができる社会的地位もあり、目的もあり、それが仕事でお金になり、それによって人々から尊敬されます。

本を読んで、一日一食を我慢して行う人とはモチベーションが違いすぎます。

健康法や食事療法など、あくまでも自分の身体や気持ち、生活に即した方法が続けやすいしためにもなります。

タバコ吸ってカップラーメンばかり食べて90歳まで達者で生きている方もけっこういます。

以前テレビでやってたのですが、長寿の人って、わりとお肉もしっかり食べてるし、お酒も毎日飲んでるし、人間ができているわけではなく、わりと負けずキライだったりして、精力的な人が多いようです。

こうやったから長寿!じゃなくて、お肉を食べるエネルギーがあるから、必然的に長寿になっている。

ふつうの人は、年を取ると脂っこいものが食べたくなくなるだけですから。

一日一食でも長生き、ビール飲んでステーキ毎日食べてる90歳のおばあさんもいる。

毎日カップラーメン食べて、タバコ1日20本吸って、でも長生き、

本書を読んで栄養学って何なんだろ?と、改めて思いました。

 

|

« 「ドキドキすること」 by矢沢永吉 | トップページ | ひとりひとりが考える自分の死に際 »

本の紹介 健康・心・身体」カテゴリの記事