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2016年7月 1日 (金)

理性のゆらぎ

            
10年以上前に読んだのですが、ノンフィックションにかかわらず小説のような物語のおもしろさに惹きつけられました。
著者は医学博士で日本にインドの聖者サイババを紹介した第一人者。
当時衝撃的だったのかベストセラーになって話題になりました。
テレビでもサイババを取り上げて、やれサイババはインチキの手品師だとか、あれやこれやと大いに盛り上がっていた記憶があります。
著者の青山氏は理学博士であり医学博士で、現代科学にどっぷり浸かっている人間です。
そんな著者がサイババと会うことで物質科学と霊性の精神性世界の狭間でゆらいでいるところが本書のおもしろさです。
インド人の生き様やカルマの法則など、著者がインドを旅しながら体験し感じた思いが読み手の心を揺さぶります。
これは最近流行のスピリチュアル本ではなく、一人の科学者が精神性に向き合いながら感じた類い希なルポタージュと言える内容です。
ちなみに続編の「愛と復習の大地」で青山氏はなんと過酷なインドの刑務所に収監されます。
これが現代科学者のノンフィックションなのだから読み手としてはたまりません。
 

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