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2016年9月30日 (金)

少子化問題と自然破壊

少子化問題と自然破壊の根底は同じだと思います。

自然は時に人間の創造を超えた災害をもたらします。これは人間には自然を管理できないという証明です。

 

 

津波対策で防波堤を築いても、それ以上の津波が押し寄せる。津波と防波堤で高さを競い合えば人間はコンクリート要塞に囲まれて生活することとなり、それでは刑務所の中で暮らしているに近い状態です。

 

防波堤があるから海の存在が感じられない。

津波が見えない。

そしてコンクリートを過信する。

逃げ遅れる。

コンクリートの崩壊。

そして大被害をもたらしたのが東日本大震災。

災害当初は津波や防災など助け合いなどソフトな面でカバーした方がいいのではないかといった意見が多かったような気がするのですが、それがハードな防災に押され、だんだんと薄れてきているようです。

 

そして海が近くにあっても海が見えない状態は、人間の精神に何らかのマイナスな影響を与えるのではないかと思うのです。

 

自然を管理しようとすればするほど、自然はそれを突き破ってくる。

 

これは子育てにも通じることです。

 

親は子供を管理しようとします。社会も子育てに対して厳しい。

子供は、今日は会社をぜったい休めないという日にかぎって熱を出すし、ずっと前から家族で楽しみにしていた旅行のときにかぎってお腹が痛くなるのが子どもです。

 

そして子供は親の言うことをなかなか聞いてくれません。子供を徹底的に管理しようとする大人は暴力や精神的虐待。つまり私の言うことを聞くなら面倒見て上げるといった取引をするようになります。

つまり自然も子供も予測ができないところが同じです。

 

自然を、安全や地域のためといった大義名分だけで破壊する行為は、自然を必要以上に管理し尊重していないということですし、子どもを徹底的に管理しようとする大人も子供を尊重していないということです。

 

日本は先進国の中でも特に子育てに厳しい社会と言われるのは管理社会が蔓延しているからではないでしょうか。

 

女性は子供を産み、育てる機械。

 

政治家や一部のおじさまたちが言う少子化問題は、少子化になると日本のお金が減るから。(働き手や税収、老後の年金)そんな理由にしか聞こえません。

 

日本の父親の一日の子ども関わる平均時間は1時間程度です。(先進国最低レベル。しかも現在の日本は核家族が8割の生活環境)ちなみにアメリカのお父さんは一日平均3時間です。

 

それは、それだけ会社が仕事をさせすぎているということでもあり、子供に関心を持てなくなったお父さんが多い。ということでもあります。(私の周りでは二極化しています)

 

私の周りには自然を愛する人や、他人の子供でも温かい目で見守ってくれている方が多いのですが、社会全体としては経済至上主義で目の前のお金が動く方に流れて行っているようです。

そして残念ながらこの流れは変えられないような気がします。

日本に限らず、この地球号の未来はどうなるのでしょうか?

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