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2016年11月25日 (金)

死ぬとき後悔すること25 大津秀一著

            
たくさんの人の死を見届けてきた終末期医療の医師が書いたエッセイ。
 
私もやっぱり死の間際は人生に後悔なく、穏やかな気持ちで死ねたらいいなと思っています。
 
死ぬときに後悔すること第1章 健康・医療編で、生前の意思を示さなかったことが上げられています。
 
つまり末期状態にどのような治療をするのかと言うことです。
 
著者はテレビドラマのように、末期に意識がはっきりして自分の意志をつらぬけるなんて思わない方がいいと言います。
 
患者は延命医療を望んでいないのに家族は長く生きて欲しいと願う。
 
そのような重要なことは健康な内に家族と話し合う方がいいし、自分の意志を書いて置くことを勧められています。
 
その他、心理編の章では、やりたいことをやらなかったことや、他人に優しくしなかったことを後悔することが多い。
 
第4章の人間編では、記憶に残る恋愛、結婚、子どもを育てなかったこと、子どもを結婚させなかったことの後悔。
 
本書を読みながら、後悔しない人生を本当に送っている人なんているのかな?なんて疑問に思いました。
たしかに本書のような人生を送れたらいいのだろうけど、本書を読むと救いがないような気がしてくるのです。
 
なんか机上の空論みたいだなと思って読んでいたら、なんと著者は30歳過ぎ。
 
最終章の、偏屈で頑固でいじわるな、70歳過ぎた家族がいない元大学教授の話はちょっと感動しました。
 
医者の言うことを何一つ聞かない元教授が末期に近づいたとき、田舎の80歳過ぎのお兄さんが尋ねてきたら、態度が変わった。
 
 
死ぬことを考えることで生きているときのことを考える。
 
私はそんな気がします。
 
本書を読んで、死を意識し始めたのは間違いありません。
 

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