« 子供の夏休み早く終わんないかな~。 | トップページ | ジローさんの一人休暇 »

2017年8月25日 (金)

仕掛け人 藤枝梅安

       

江戸時代、金をもらって悪い奴らを人知れず闇に葬る仕掛け人の生き様を描いた時代小説です。

 

著者の池波正太郎氏と言えば、“鬼平シリーズ”や“剣客商売シリーズ“などたくさん出していますが、本書の仕掛け人シリーズは数が少ない。

著者自身に言わせれば「金をもらって人殺しをする話は、そうたくさんは書けない・・・」

それだけに仕掛け人シリーズは読み手にもその緊張感が伝わってきます。

 

善悪は表裏一体といった哲学が小説全体を覆い、読み終えると、人を見る視野がひろがったような気になります。

 

また小説の本筋には関係なく、江戸時代に食べたと思われる料理が登場するので、ちょうど本筋の緊張感の箸休めとなり、全体の味を深めてくれました。

 

池波小説は裏切らない。

|

« 子供の夏休み早く終わんないかな~。 | トップページ | ジローさんの一人休暇 »

映画・小説・ノンフィックション」カテゴリの記事