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2017年11月17日 (金)

「死ぬ気まんまん」と「老嬢は今日も上機嫌」エッセイ

      

佐野ようこさんのエッセイは面白い。

 

本書の執筆中、佐野さんはすでにガンの再発の告知を受けて余命二年と医師から言われていたのですが、(実際はもっと生きられました)死をすでに受け入れていられるようでもあります。

 

p203 人生に目的を持ったら、一生は短く時間はたりないだろう。目的を持たなかったら、一生は実に時間があまって長い。

 

つまり目的を持った人は死ぬときやり残したことを無念に思い、だらだら生きていたら、死ぬとき、あーやれやれたっぷり生きたなあと思える。というのです。

 

いや~ こんな死生観って斬新だな~。

さすが独善的専業作家。文章力抜群なんですよね。

   

老嬢は今日も上機嫌 吉行和子著

女優の吉行和子さんのテンポのいいエッセイ集。

お母さんのあぐりさんや、兄の吉行淳之介さんのこと、芝居や本の話しなどを、思い出深い日記を読んでいるようでした。

軽い感じのエッセイが多いのですが、中には、P134 「憂鬱な日々」では、イラクで人質になった5人が、無事に戻ってきたときの日本人やマスコミの反応と、ヨン様来日のフィーバーぶりと、第二次世界大戦時の日本人の気質に対して、怒りと、憂いと、心配な気持ちを素直に話されていました。

なんとなく読んでみるのにちょうどいい本でした。  

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