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2018年9月 7日 (金)

幕末史 半藤一利著

     
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「勝てば官軍」というように、私達が知っている明治維新とは、後の明治政府の立役者薩長史観によってつくられた歴史教育のようなところもあります。
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筆者は佐幕派の長岡藩ゆかりの人あって、明治維新を違う目で見ています。
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「尊皇攘夷」を利用した西郷隆盛の西南戦争で死ぬまで。
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不戦革命をすすめていた坂本龍馬は、武力で幕府を倒すことにこだわっていた薩摩による暗殺説。
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戊辰戦争で江戸に逃げ帰った徳川慶喜の優柔不断に振り回された勝海舟。
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立て役者が死んだ後の明治政府。
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明治の舞台裏がのぞけるような一冊でした。
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筆者の、もう一つの「幕末史」もより軽い語り口で読みやすかったです。 歴史から何を学ぶのか。
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本書を読めばその後の第二次戦争まで突き進んだ日本人特有の外圧に対しての反応がわかってきます。
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一般の人にも読みやすいように、わかりやすく書かれていたので2冊ともいい具合に 好奇心を刺激されながらスラスラと読み終えることができました。

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